3Dプロジェクションマッピング(映像投映)を地域で実用化しようと、松山、今治両市のクリエーターによる「Team(チーム)愛媛」が新たな作品づくりを進めている。2月下旬、企業や行政などを対象にした発表会を開く予定で、関係者が完成に向けて知恵を絞っている。
 同チームは昨年7月、映像制作などに携わる6社で結成。県の地域連携・提案型人づくり事業を受託し、建物一面に投映するような大掛かりなものではなく、店内での演出や商品PR向けに低コストで活用できる素材作りなどに取り組んでいる。
 現在、2種類のマッピングを制作中。一つは「和」がテーマで、松山市二番町2丁目のバー「LAGUNA BEACH(ラグナビーチ)」のオーナー山田将人さん(33)と連携する。ボトルやシェーカーを空中に投げるなど華々しい動きでカクテルを作る「フレアバーテンディング」と映像・音楽を融合させ、約4分半の作品に仕上げる予定だ。